お菓子外しをされてることを、どこかに相談できないかな…。上司や担当部署に相談したら解決する?でも、どうやって相談すればいいのか分からない。解決したい気持ちと、足踏みしてしまう思考で、立ち止まってしまうことはありませんか?お菓子外しの被害が続くと、多くの人が「上司に相談すべきか」と考え始めます。

私も、毎晩ネットで「お菓子外し 相談するか?」と検索し、各記事を読み漁った過去があります。記事には「上司や担当部署へ相談しましょう」と書かれているものの、どうしてもその一歩が踏み出せない日々。結論として、「自分が置かれている状況次第」で、答えは一つではありません。お菓子外しの被害者として、相談するか迷った私が最終的に出した結論と、その判断基準をお伝えします。
相談した方がいい状況
勤務先に、ハラスメントに対応する相談・通報窓口や担当部署、信頼できる上司や先輩がいるのであれば、相談することをおすすめします。「どこから見てもハラスメント」ではなく、「それはハラスメントなのか?」というギリギリの線を狙っているタイプは、表沙汰になることを嫌がる人が多いためです。

お菓子外しの行為が問題だとされれば、周囲の目が厳しくなり、抑制力になります。自分一人で抱え込まず、他人の目と権力を借りることで、お菓子外しの頻度を減らす。相談できる環境が整っている場合は、周囲に助けを求めて解決していきましょう。
・会社のコンプライアンス意識が高い
・ハラスメント窓口が機能している
・上司が信頼でき、部下を守る意識がある
・上司と加害者が利害関係にない
相談できる環境や状況が整っていない
勤務先に、ハラスメントに対応する相談・通報窓口や担当部署が存在しない。信頼できる上司や先輩がいない。また、相談窓口はあるものの、通報しても「形だけの対応」をされ解決の兆しが見えない場合も。このように、相談できる環境が整っていないことは、中小零細企業の場合は珍しくありません。

・社内に相談・通報窓口が存在しない
・信頼できる上司や先輩がいない
・会社全体が「なあなあ文化」
・ハラスメント窓口が形だけ
・相談しても解決しないと目に見えている
ですが、会社内に相談先がない場合でも、頼れる選択肢が3つあります。詳細は次のとおりです。

①職場外の友人や家族
一番身近な相談先は、第三者視点で話を聞いてくれる職場外の友人や家族です。「それは変だよ。あなたは悪くない」と親身に話を聞いてもらえるだけで、自分の心を救うことができます。根本的な解決を求めるというよりも、自分の心が壊れるのを守るための相談先です。「気持ちを共有する」だけでも、大きく救われます。
②総合労働相談コーナー(社外・無料)
解決に向けて専門機関に相談したい場合、各都道府県の労働局にある「総合労働相談コーナー」が選択肢に上がります。予約不要・無料・匿名で、面談または電話相談が可能。土日祝や年末年始は開いていないため、平日に電話相談することになります。「これはハラスメントなのか?」「会社に動いてもらうにはどうすればいいのか?」など、外部機関から客観的な意見をもらえる貴重な選択肢です。問題を解決してくれる場所ではなく、適切な対処方法を案内してくれる場所だと理解したうえで、ぜひ利用してみてください。
厚生労働省の総合労働相談コーナーのウェブサイトから、最寄りの窓口の電話番号を確認できます(厚労省のリンク挿入予定)。
③弁護士・労働基準監督署
自分の置かれている状況が深刻で、法的に動きたい場合は、弁護士や労働基準監督署も選択肢に入ります。ですが、膨大な時間と労力がかかり「会社と闘う」ような構図になります。問題が解決した場合でも、会社ともめた社員と色眼鏡で見られ、社内に居づらくなることも。よほどの覚悟がある場合にのみ、選ぶ選択肢です。
「記録」は残しておく
お菓子外しを相談したものの、「あの人にいつもこんなことされています」だけでは証拠が弱い。周囲の人が証言してくれたらまだ良いけど…。お菓子外しの「証拠」は意外とないため、「被害にあった記録」を自分で残しておくことが大切です。記録に残すのは次の5つです。
・いつ(日時)
・どこで(場所)
・誰が(加害者の名前)
・何をした(具体的な行為)
・他に誰がいたか(目撃者)
この5つを見ると、日記?と思える項目。要は、簡単な日記です。日記だけでも数ヶ月続けていれば、立派な証拠になり得ます。証拠集めだ!と意気込まなくても、ちょっとしたメモ程度の日記で十分です。
「X(旧Twitter)鍵垢」がおすすめ
う-1024x538.jpg)
日記って…ちょっと面倒じゃない?という方には、X(旧Twitter)の鍵垢がおすすめです。140文字以内でサクッと書けますし、投稿日時が自動で記録されるのも便利。スマホ1つで完結して、鍵垢だから誰にも見られることはありません。必要であれば、プリントアウト(紙にして提示)もできるため、いざという時にも安心です。
2026/4/15 14:30
昼食後に自席で仕事中、お局先輩が他5人にお菓子配布。私の前でだけ「あ…いる?」とわざとらしく困ったような笑顔、嫌そうな雰囲気で確認された。
鍵垢なら誰にも見られないので安心です。「毎日のちょっとしたメモ」程度に、気負いせず続けてみてください。
「記録」が役に立つ場面
記録(日記)を取っていた場合、次のような場面で役立ちます。
・相談する時の具体的な事実説明
・退職理由の補強材料
・労災申請する場合、因果関係の証明
・法的に動く必要が出た場合の証拠
役立つ場面はいくつかありますが、やはり「相談するときの具体的な事実説明」に使うことがメインになります。「いつも私だけお菓子外しをされる」よりも「◯月◯日に〜」と具体的な日付や場所を伝えた方が、説得力が違います。
「環境を変える」方が早い場合も
相談できる環境が整っていない会社では、相談するより環境を変える方が早い場合もあります。外部機関に話して、記録も取った。できることはすべて準備して相談したら、「お菓子…?気にしすぎじゃない?」と、深刻に受け止めてもらえないことも。相談したけど無駄だった…と、傷つくこともあるかもしれません。
このような状況になった場合、「この問題を必死に解決してまで働きたい会社なのか」を一度考えてみてください。組織として機能していない会社で改善を求め続けるより、自分が動いて環境を変える方が早いのではないでしょうか?「相談」に使う時間とエネルギーを、自分の人生をよりよくする環境探しに使うことができれば、今よりもちょっと良い明日につながります。
「相談しない」も選択肢の一つ
「お菓子外しもハラスメントです。上司や担当部署に相談しましょう」とよく目にします。ですが現実は、中小零細企業は「相談できる環境がない・相談したら立場が悪くなる」ことが多いのではないでしょうか。だからこそ、「相談する」ことが正解とは限りません。置かれた環境によって、解決の難易度は大きく異なります。状況が改善する見込みがあるなら相談を、そうでないなら別の道を。

「外の世界」には、お菓子外しのない職場もあります。「相談しない」ことは逃げではなく、自分の人生を守る選択肢の一つです。1年後、今より笑っていられる未来のために、ぜひあなたの状況に合った選択をしてください。



コメント