「お菓子外し」で退職?それとも我慢?判断基準を知りたい

お菓子外しが続くと、「もう辞めたいな」「でも、お菓子のことで辞めるって…」と、思考が堂々巡りになってしまうことはありませんか?「お菓子外しで辞める」のは、大げさではなく、立派な退職理由です。

同じように悩み続け退職した私が、お菓子外しが立派な退職理由になり得るのかお伝えします。辞めるか続けるかの判断軸を知り、自分自身で答えを見つけるきっかけになれば幸いです。

目次

「お菓子のことで辞める」と聞くと、たかがお菓子で?という反応をする人が多いと思います。ですが、本質は「お菓子」ではありません。大人の仲間外れを平然と行う相手が社内にいること、その人物を注意しない職場環境が問題です。きちんと機能している組織では、ハラスメント行為をする社員がいれば、上司や担当部署から指導されるのが一般的。当たり前のことができない組織からは抜けたい、と思うのは当然のことです。

仲間外れにされる痛み、職場で軽く扱われ続ける屈辱感。組織が機能しない代償として、この苦しみを被害者が負う必要はないのです。この先も傷つけられる自分の姿を想像したとき、その場所に居たいと思う人はほとんどいません。

・大人の仲間外れを平然と行う相手がいる
・ハラスメントだと認識しない会社
・上司や担当部署が機能していない

「お菓子」という単語が解像度を歪めており、その単語を除けば、辞めたいと悩む原因は上のとおりです。これだけでも、十分な退職理由になり得ると、私は思います。

「お菓子」で退職は甘え?

身近な人や職場の人へ、「お菓子外し」を理由に退職したいことを相談すると、心無い返答をもらうこともあります。

・お菓子もらえなかったぐらいで?
・気にしすぎじゃない?
・甘えすぎじゃない?
・もっと辛い職場もあるよ
・そのときだけ我慢すれば済む話

お菓子外しは、職場という閉ざされた空間で行われる独特の「大人のいじめ」被害。一度も体験したことのない人には、その行為がハラスメントとして認識されず、「お菓子をもらえなかっただけ」と映るからです。上のような言葉をかけられたときは、「この人には伝わらなかったか」と思うようにしましょう。

お菓子外しをされ、「辞めたい…」と考えている場合、もし次のような状況なら真剣に検討する価値があります。自分の状況に当てはまるものがないか、確認してみてください。

①相談できる窓口がない

社内に、ハラスメントや社内いじめ等の相談窓口がない場合は、退職を検討する要素の一つです。正式な相談窓口がない場合でも、人事部などに連絡すれば対応してもらえるなら、まだ望みがあります。

②上司が加害者側

お菓子外しの被害を受けた場合、真っ先に相談する相手として浮かぶのは「直属の上司」です。その上司が加害者側に傾いている(または上司が加害者本人)場合、問題を解決することが非常に困難に。退職を検討する要素の一つとなります。

・目の前でお菓子外しを見ても止めない
・上司が加害者から受け取る
・上司自身がお菓子外しをする

一度か二度された程度でも、被害は被害。悪意を持って行動しない限り、「特定の人だけに配らない」という結果にはなりません。「上司の上司」に相談できる場合は、まだ望みがあります。

③会社全体が「なあなあ文化」

大人のいじめやハラスメントを、大ごとにしないよう諭す「なあなあ文化」の会社。コンプライアンス意識が低く、社内で問題提起があると、提起した側を異質扱いする。これも退職を検討する要素の一つです。

・気にしすぎ
・注意して波風立てたくない
・みんなでうまくやってよ

「お菓子外し」を、上のようなセリフで「ちょっとしたこと」と片付けられ、問題として扱われない。会社として対応してくれず、「まあ、みんなでうまくやってよ」と現場に丸投げする場合も。なあなあ文化が蔓延している会社では、被害の改善は望めません。もし、直属の上司がきちんと動くタイプであれば、まだ望みはあります。

④中小零細企業で逃げ場がない

社員10人以下の小さな会社などで、信頼できる相談先もなく、部署移動もできない。逃げ場がない小さな職場では、退職以外の解決策がない場合がほとんどです。「もう少し我慢」を続けても、出口は見えてきません。

⑤お菓子外し以外にも被害が出ている

お菓子外しだけでなく、業務面での不遇・評価操作・無視・悪質な噂など、複数の被害が同時に起きている場合は、退職を検討する要素の一つです。お菓子外しは氷山の一角のため、解決したところで、その下には大きな問題が隠れています。

2つ以上当てはまる場合、「大人のいじめ」が発生している可能性が高いため、退職を真剣に検討すべき段階です。3つ以上なら、退職の準備を始めましょう。

⑥心が壊れる前兆が出ている

傷ついているのに平気なフリを続けると、次のような症状が出てきます。

・朝、出勤前に体が固まる
・休日も会社のことが頭から離れない
・食欲がない、または過食気味
・眠れない、眠りが浅い
・面白いことが分からない
・すべてがどうでもいい

これらは「我慢の限界」を超えつつあるサインです。心が壊れてしまうと、回復に何年もかかります。会社で働き続ける未来で得るものより、退職した未来で得るもののほうが大きいです。すぐに退職の準備を始めましょう。

退職を検討する基準①〜④に該当する場合でも、次のような状況に当てはまるのなら、もう少し様子を見る価値があります。

①加害者が異動・退職予定

加害者が近々退職する、または別部署へ異動予定があるなど、一時的な被害で済む見込みがあるなら様子見する価値はあります。原因である人物の物理的な距離ができることで、状況が大きく変わる可能性もあります。

②信頼できる味方がいる

お菓子外しの被害を受けた時、すぐフォローに入ってくれる人が社内にいるのなら、様子見する価値があります。職場内に味方が一人でもいると精神的なダメージが軽減され、心が壊れるリスクは下がります。

ただし、お菓子外しの場面に出くわしても何もせず、誰もいないところで「大丈夫?」と声をかけてくるタイプは、ここで言う「味方」には含まれませんのでご注意ください。優しい人だとは思いますが、置かれた状況の中では、「信頼」するのは難しいタイプです。

③自分で「まだ頑張れる」と感じている

心が壊れる前兆がなく、給料や仕事内容に満足していて、「もう少し様子を見たい」と自分自身が思える場合は様子見もアリです。

ただし、⑤や⑥に該当していながら「まだ頑張れる」と思っているときは要注意。自分の感情が麻痺しかけている可能性があります。⑤と⑥に該当している場合は、自分の「まだ頑張れる」は信用しないようにしましょう。気づいたときには、手遅れになっていることもあります。

退職理由が「大げさかどうか」は、他人が判断することではありません。他人には「そんなこと」に見えても、本人にとっては「退職をしなければいけない理由」になるケースは、言い出せば切りがありません。大切なのは、自身の中に判断基準を持ち、意思決定を自分で行うということです。

あなたの状況は、あなたにしか分かりません。自分が選んだのであれば、辞めても続けても、どちらも正解です。今より少しだけ笑っていられる未来のために、自分自身で選んでください。ときには、美味しいお菓子でも食べながら。

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