職場がつらくて、ここから離れたい。でも、ここを辞める勇気がない。もう少し頑張れば変わるかも。と、自分に言い聞かせながら働き続けていませんか。
そんな気持ちを抱えていたとき、私の背中をそっと押してくれたのが、一冊の本でした。職場いじめに遭いながらも2年間辞められなかった私が、最終的に退職を決意できたのは、この本の言葉があったからです。難しいことは何も書いていません。やさしいイラストと、大人の心にじんと刺さる言葉が並ぶだけ。でも、そんな温度感が心地いい。「リラックマ生活」シリーズ、「職場がつらい」と感じている方にこそ読んでほしい一冊です。
リラックマ生活シリーズとは
リラックマ生活は、サンエックスのキャラクター「リラックマ」を使った絵本シリーズです。かわいいイラストの中に、大人が読むからこそ刺さる言葉が散りばめられています。
・そこじゃなくてもいいんじゃない?
・移動すると景色が変わる
・咲ける場所で、咲いてみては?
シンプルな言葉なのに、なぜか胸の奥に響きます。疲れているときほど、するりと心に入ってくる本です。
この本が背中を押してくれた話
20代半ばの頃、私は事務職として会社に入社しました。選んだ理由は「事務職であること」と「他社より月給が3万円高かった」、それだけでした。入社初日から上司に歓迎されていない空気を感じ、職場いじめが始まりました。面倒な仕事を押し付けられ、陰口を叩かれる。それでも「他社より3万円高いこの職場を辞めるわけにはいかない」と、自分に言い聞かせていました。

私のことを見下している女性事務員たちとの義務のような昼休みのランチ。休日も断れない雰囲気で誘われ、ヘラヘラ笑って取り繕っていました。もう少し頑張れば、なにか変わるかも…と期待しての行動でしたが、結局何も変わりませんでした。
書店で出会った、寄り添ってくれる本
そんなある日、書店でふと目に留まったのが「リラックマ生活」。エッセイコーナーに絵本?と思いながらパラパラとめくると目が離せなくなりました。「ああ…これだ」という感覚でレジへ直行。帰宅後に読み進め、涙が止まらなくなっていました。

「咲ける場所で、咲いてみては?」
その一文を読んだ瞬間、胸の奥で何かが崩れました。ここは、どんなに頑張っても私が咲ける場所じゃない。なんとなく分かっていたけど、気づかないふりをして、頑張ればいつか受け入れてもらえると思っていた。3万円低くてもいい、違う場所へ行こう。そのたった一言がきっかけで、2年間必死にしがみついていたその会社を、退職しました。
たった一言が人生を変える

自分を動かすのは、最後は自分の気持ちです。その背中をそっと押してくれるのは、友人や家族などの親しい人。はたまた、たった一冊の本なのかもしれません。「もう少し頑張れば、いつかきっと…」と自分に言い聞かせている方に、そっと手渡したい一冊です。「職場がつらい」と同じように感じている方は、ぜひ一度手に取ってみてください。



コメント