大企業の工場勤務に興味はあるものの、「そこで働くメリットあるの?」と思ったことはありませんか?結論として、大企業の工場勤務には、十分すぎるほどのメリットがあります。
本記事では、派遣社員として「大企業の工場勤務(ピッキング作業)」を経験した私が、「工場勤務が働きやすい理由とメリット5選」を紹介します。工場勤務の意外なメリットを知ることで、今後の職業選択の幅を広げることが可能です。工場勤務に少しでも興味のある方は、ぜひ選択肢の中に入れてみてください。
朝の身支度が短時間で済む

工場勤務は「人から細かく見られる仕事」ではないため、化粧などの身だしなみは必要最低限で整えられます。下記のようなルールもあるため、服や化粧や髪型などを「今日はどうしようか」と悩む必要がありません。
・髪は一つに結ぶ
・アクセサリーは外す
・服は指定の作業服
制服がある事務職の頃でも身支度に20分以上かかっていましたが、工場勤務ではその半分以下になりました。朝の慌ただしさも減り、快適に一日のスタートを切ることができます。

化粧をしなくてもOK
眉毛だけ描いてる人もいたよ
服・アクセサリー代がかからない
工場勤務では、作業服と安全靴があれば問題なく働けます。作業中は汗をかくため、中には汚れてもよいTシャツなどを着るのが一般的。通勤時の服装は作業服、もしくはシンプルな服が好まれます。アクセサリーや、華美な髪ゴムは安全面から禁止されることが多く、定期的に小物を買い足す必要もありません。


通勤時の靴はスニーカーが定番です。業務終了後は全員が一斉に靴箱へ向かうため、靴箱周辺が混み合いがち。そのため、「スポッと履いてすぐ外へ出られる靴」が好まれます。スニーカーが一足あれば十分です。
結果として、服飾費への出費は大幅に減り、金銭的な負担がかなり軽くなります。
格安でバランスの良い食事がとれる


多くの大企業工場には社員食堂があり、300〜500円あればバランスのよい食事を取ることができます。サラダや味噌汁・小鉢などの単品メニューも格安で購入できるため、自作のおにぎりに添えるだけでバランスの良い昼食にすることも可能です。野菜が不足しがちな昼食の栄養バランスを整えやすくなります。
食で健康をサポートしてくれる環境のおかげで、体の内側から健康になれるのも大きなメリットです。
睡眠の質が上がる
工場勤務は立ち作業が多く体力を使うため、夜は自然と寝つきが良くなります。夜中に目が覚める回数も少なくなるうえに、朝も起きやすい。生活リズムが整いやすい環境です。


睡眠の質が上がると、体と脳の疲れも取れやすくなります。翌日の仕事も、体力・集中力ともに非常に良い状態で行えるため、パフォーマンスも向上。日中のダルさもなくなり、昼は「活動モード」・夜は「休息モード」と切り替えがうまくできるようになります。
睡眠の質が自然と上がることで、体力・メンタルともに安定して働くことができます。
身体が引き締まる


工場は敷地が広く、ピッキング作業では1日に8,000歩以上歩くことも珍しくありません。特別な運動をしなくても、勤務時間そのものが有酸素運動になります。その結果として代謝が上がり、ダイエットをしていないのに体重が減るという変化も。気がつけば全身が引き締まり、姿勢も整ってきて、予想外のメリットでした。
体力面も、次のように段階的に変化しました。
1週間目…疲労困憊
2週間目…少し余裕が出てくる
1ヶ月後…帰宅後もまだ体力がある
学校の体育成績が2〜3だった私でも続けられたため、体力が平均的な方なら順応はもっと早いと思います。体力と筋力がアップしたおかげで、プライベートの外出でも疲れにくく、最後まで楽しめるようになりました。
さいごに
工場勤務は、過剰な準備や余計な出費が不要な働き方です。続けるうちに生活リズムが整い、ストレスの軽減や翌日の活力につながります。日中にしっかり動き、バランスの良い食事をとり、夜はぐっすり眠る。この流れが自然と身につくことで、心の安定にもつながりやすくなります。
もちろん、工場勤務は決して「楽な仕事」ではありません。しかし、シンプルな環境で生活リズムを整えながら働きたい人にとっては、有力な選択肢の一つになります。もし今の働き方に負担を感じているなら、検討する価値は十分にあります。
「工場勤務に興味はあるけれど…」と感じているのなら、まずは一歩踏み出してみてください。








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