「このままこの職場で働き続けて大丈夫かな…」
そんな違和感を抱えたまま、毎日やりすごすように働いていた時期がありました。
この記事では、職場への違和感やモヤッとした気持ちを整理するために、
見直したい3つの要素を実体験をもとに紹介します。
自分の状況と照らし合わせながら、判断材料として活用してみてください。
職場の人間関係
職場の人間関係が悪くなると、ストレスが溜まるだけでなく、仕事の効率が落ちたり、
自己肯定感の低下にも繋がります。
とくに組織で働く以上、人間関係の悪化は「会社を辞めたい」と感じる大きな要因になりがちです。
人間関係が悪化した場合のリスク
・関係が悪化した相手だけではなく、周囲のメンバーとも関係が悪くなる
・連携がうまくいかず、仕事全体のパフォーマンスが下がる
・相手のコミュ力が高い場合、社内で根回しをされたり言いふらされたり、こちらが孤立することがある
・上記の状況で毎日働くため、精神的負担が大きくなる
関係が悪化した相手別で異なる影響
さらに、「人間関係」と言っても、
「誰と」人間関係が悪化するかによってこちらが受ける被害はさらに細分化されます。
※職場の人間関係について詳しくみる
・上司
・先輩
・同僚
・後輩など。
人間関係が悪化したときの選択肢
人間関係が改善できるかどうかによって、この会社で働き続けるか、離れるかの判断材料になります。
人間関係の悪化は、業務だけでなくメンタルにも大きく影響するため、「もう無理…」と思う前に、状況を早めに見直すことが大切です。
業務内容が、聞いてた内容と違う
入社前に聞いていた業務内容と、実際の業務内容が異なることは、中小企業や規模の小さい企業では珍しくありません。
例えば「とりあえずやって」と押しつけられる雑用や、誰もやりたがらない面倒な業務など。このような業務をこなすことを「柔軟性」と捉えるか、「想定外」と捉えるか。
今の職場で働き続けるかどうかを考える上で、大切な判断材料となります。
※業務内容が違う…について詳しくみる。
想定と違う業務内容がもたらす悪影響
・「この給与でこの業務内容なら納得」と思って入社したはずが、業務量が増えて納得感が薄れる
・業務過多になり、就業時間内に業務が終わらない可能性
・会社や上司に対して「話が違う」と不信感を持つようになる
追加業務を受け入れると、どうなる？
・一度引き受けると、今後も「関連業務」と判断された業務がどんどん増えていく
・「このぐらいなら…」と軽めの業務も割り振られる
・「この人なら断らない…」と思われ、雑用が一手に集められる
業務内容が話と違う…と感じたときに、確認すること
・入社後に急に増えた業務を洗い出し、業務量の変化を可視化する
・1日の業務量に対して、今の給与が妥当かを考える
・転職サイトなどで市場価値を確認し、自分自身の相場を知る
入社前から決まっていた「給与」は据え置き、「業務量」だけ増加した状況を、成長のチャンスと見るか、話が違うと感じるか。自分の本音ととことん向き合ってみてください。
その「自分自身の気持ち」が、この会社で働き続けるか、離れるかの判断材料になります。
会社の雰囲気が合わない
会社の雰囲気は、入社してみないことには分かりません。
求人票や面接では相性が良さそうと思い入社してみると、外側からは見えない部分や隠していたことなどが見えてきます。
友人関係や恋愛関係と似た性質があるので、「付き合ってみたら本当の姿が見えた」という状態です。少しの期間なら自分をごまかして関係を続けることもできますが、長期間となると厳しいです。
相手に合わせるか、自分の気持を優先するか。
長期間で働くことができるかの、大切な判断材料となります。
無理に合わせた場合、起こること
・成果が出づらく、やる気を失っていく
・意欲の低下から、成長の機会を失う
・慢性的なストレスで、心身の不調を感じやすくなる
・自己肯定感が下がり「自分らしさ」が失われていく
・職場の人間関係が悪化する
・プライベートにも悪影響を及ぼし、日常生活の質が下がる
会社の雰囲気とのズレを感じたら
・自分がどこまで合わせられるかを見極める
・無理に合わせてでも、この会社にいるメリットがあるかを考える
・合わせた先に、5年後もこの会社で働いている自分がイメージできるか想像してみる
「会社の雰囲気」には正解がありません。合うか、合わないか、感覚の世界です。
ほんの少しの違和感でも、積み重なると長く働くのは難しくなります。
「自分の感覚」としっかり向き合い、今の職場にとどまるか、離れるかを判断してみてください。
さいごに。自分の働き方を見つめ直すタイミング
「なんとなく合わないけど、頑張ればそのうち慣れるかも…」
そう思っていても、頑張れば頑張るほどつらくなっていく場合もあります。
それは「痛みを伴う成長」なのか、「心の悲鳴」なのか。答えを知っているのは、自分の心だけです。
無理に頑張り続けることが、必ずしも正解とは限りません。
働かずに生きていくことは、現実的に難しいことです。だからこそ、「働くこと」は人生そのもののクオリティに直結しています。
自分にとって、どんな場所が「働きやすい」と感じられるのか？
寝る前や休日など、少しだけでも自分と向き合う時間をとって、考えてみてください。自分の人生をより良い方向へ動かすには、「考えて、動く」しかありません。
せっかくなら、日々の暮らしにちょっと良い影響をもたらす場所で働きたいですね。
コメント