職場のエアコンが寒すぎて、指がかじかむ。設定温度の決定権を持つ人が暑がりで、温度が低すぎる。夏を快適に過ごすためのエアコンで、逆に寒い思いをしていないでしょうか?人によって体質が違うため、人が多く集まる場所では、暑い・寒い問題が起こりやすくなります。
この記事では、10社以上で働いてきた社会人歴20年以上の私が、なぜ寒すぎる職場が生まれるのか、どこまで我慢するべきか、そして快適に働く方法を紹介します。読み終える頃には、我慢するしないの線引きと、自衛する方法が分かります。寒い…と思いながらも強く主張できない人は、ぜひ最後まで読んでみてください。
エアコンで寒すぎる職場が生まれる理由
夏にエアコンがつく職場だから快適…とはならず、寒すぎじゃない?と感じることがあります。寒すぎる職場が誕生する理由は、大きく2つあります。

①設定温度が低すぎる
②自分が寒がりな体質
まず、エアコン決定権を持っている人が暑がりな場合、一般的な温度を下回るように設定されていることがあります。本人は快適ですが、それ以外の人には「寒い」と感じられる温度です。さらにこの寒さは、席によって、より一層寒く感じます。例えば次のような席です。
・冷風が直撃する席
・日差しが入らない席
・外の空気がまったく入らない席
この席の場合、震えるほど寒くなります。一方、日差しや西日が入る席、外気がよく入ってくる席であれば、「少しひんやりするよね」くらいの体感。同じ室内にいても、体質や場所によって感じ方はまったく異なるのです。
もうひとつは、自分が寒がりな体質の場合です。室内の温かい場所に席があればマシですが、席によっては、冷蔵庫の中で働いているような感覚になります。どちらかひとつだけでも寒いですが、両方に当てはまると、冷蔵庫を超えて冷凍庫の中で働いているように感じられます。
決定権を暑がりが握ると温度は上がらない
寒い側が「上げてもらえませんか?」と訴えても、めったなことでは上がりません。温度を上げてしまうと、本人が汗でベタベタになるため、譲ってもらえないラインとなっています。

決定権を持つ人は、社内の権力者や社歴が長い人、意見をズバズバ言うタイプであることが多い印象。主張が弱い人や下っ端社員は、黙って従うしかありません。暑がりの人が、「自身の快適さ」を設定基準にしている場合、周りの人の職場環境や、体調を悪化させることに繋がっています。

明日からできる対策方法

温度が上がればいいな…と祈っていても、おそらく温度は上がりません。丸腰で出社すると風邪を引いてしまうため、自分で対策できることはしっかり取り入れていくことが大切です。ここでは、冷風が直撃する場所で働いたことがある私の、温かくするための対策方法を紹介します。
・上着を羽織る
・靴下やストッキングは冬物を使う
・カイロを使う
・ひざ掛けを使う
・飲み物は温かいものを選ぶ
全部「よく聞く対策方法」ですが、室内の「冷えるよね」程度なら、この装備で十分乗り切れます。寒さの段階に合わせて、布類を厚手にしていけば微調整も可能。ただし、体幹を温めすぎる冬物の下着はおすすめできません。室内は寒くても、一歩外に出れば真夏の灼熱地獄。外に出るときには「夏装備」にすぐ変えられるような、ギリギリの調整ラインです。室内の風邪と、外の熱中症に気をつけられる、絶妙な服装となっています。
我慢するべきラインはどこ?
ここまでの対策をしても体調に影響が出ている場合、我慢の限界を超えているので、上司に相談してみましょう。「設定温度を上げてほしい」と伝えるのではなく、席の移動や、エアコンの風向きの調整ができないか、角の立たない言い方で伝えるのがポイントです。

ですが、中小企業や家族経営だと働く人数が少なく、相談する上司とエアコンの決定権を持つ人が仲良し、ということも珍しくありません。そうなると、相談しても「まあまあ」と流されたり、そもそも言い出しにくかったり。「相談すれば全部解決する」とは限らないので、あくまで手段のひとつと捉えておきましょう。
おい-300x158.jpg)
働く場所は自分で決める
寒がりも暑がりも、それぞれの体質です。暑がりが脱ぐ努力の限界ラインにいるのであれば、寒がりもできる範囲で着込む。それでも寒いときに妥協点探しが始まりますが、必ずしも「ちょうどよい場所」に着地するわけではありません。

職場の室内温度は求人票には載っていませんが、職場環境を決める大きな要素のひとつです。実際に働いてみて初めて分かることも多いため、「ここは無理だ」と気づけたなら、場所を移るのもひとつの選択肢。エアコン設定温度の決定権は握れなかったとしても、働く場所を選ぶ権利は自分にあります。自分の体調と人生は、自分自身が守っていくものですから。



コメント